ばかおとっつあんのあやしい生活

長期休暇のログ+長期休暇は終わったので、ばかおとっつあんの日常を記録していきます。

2021年4月15日(木)

3:00 ヒューヒュー音、痰を出す音、強烈に鼻をかむ音、咳、いびき…耳鼻咽喉科患者の病室なので 仕方ないんですが、1時間おきに目が覚める。改めて、自宅の静けさを想う。

7:00 起床。検温、血圧、酸素濃度検査。36.8℃、106/66、酸素濃度96。昨日、時間つぶしに、病院の周りを小一時間歩いていたので、ちょっと日に焼けて体温上がったかもしれない。看護師さんから、10:30手術開始なので、2時間前の8:30までは水分補給OKで、10:20に歩いて5階の中央手術室へ行きましょう。術後3時間は安静が必要で、その後麻酔(痛み止めの麻酔かな)が切れるので、痛みが出るかもね、とのこと。かわいい顔して、陽気に話をしてくれた。しかし、ここの看護師さん、みんな若くてきれい(に見えるだけかな?)。

8:40 シャワー。ちょっと古い旅館のシャワーという感じであった。

9:15 何をしても落ち着かない。やはり、全身麻酔、人工呼吸器、尿管カテーテルが緊張を生んでいるようだ。

10:20 陽気な看護師さんとともに5階へ。手術室につくと、ビニールの帽子をかぶせられる。2つほど銀色の扉を抜けると、何かの精密工場のような手術室が広がっている。みんな銀色。奥の濃い緑のベッドに座り、執刀医、麻酔医、その他何名かの紹介をいただく。上半身裸で、ベッドに座り、看護師さんの確認事項(術名とか、いろいろ言っていたが、私は緊張していて覚えられず)を執刀医、麻酔医が確認する。私に対しては、薬剤アレルギーはあるか、かぶれはあるかなど聞いてきたが、緊張でジョークの一つも言えず、普通に答えてしまう自分が少し情けなかった。ただ、やはり緊張で手足が冷たくなっているのがよくわかった。看護師さんの指示に従い、仰向きに横たわり、まずは点滴用の針を左手の甲の血管にブスリ。スチューデントドクターなんでしょうか、ベテランと思われる女性ドクターからあれやこれや指示を受けながら、左手指先に酸素濃度測定器を取り付けていた。脳波、心電図、それぞれの装置を取り付け、酸素マスクをあてられる。ベテランと思われる女性ドクターさんだ。優しく「ダイビングやってるんですってね」と声を掛けられ、軽く返事をする。「ゆっくり深呼吸しましょうか」と言われ、ゆっくり深呼吸をするが、2回目の途中で、落ちた。この後、人工呼吸器と、尿管カテーテルを挿入される。

14:30 正確な時間ではないが、こんな時間だったと思う。肩をたたかれ目を覚ます。脱いだはずのパジャマは着せられており、右手には貴重品ケースのカギがつけられて、病室のベッドに横たわっていた。術中に手術室まで運んだようだ。まだ尿管カテーテルは挿入されており、尿意が激しい。看護師さんに5階から、11階の病室まで、運んでもらう。病室に到着後、看護師さんから何か言われたようだが、18:00まで安静です、以外は何も覚えていない。

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15:00 家族に連絡しなきゃと思い、尿管カテーテルを挿入したまま、スマホを取り出し、LINEで無事終了したことを伝える。おしっこしたい。カテーテルがずれないように、尿道から挿入した管の先に風船が取り付けられており、膀胱内で風船を膨らませることで、カテーテルが抜けないようになっているらしい。で、常に膀胱が圧迫されている状態なので、常に尿意があるらしい。ぼっーとしながらカテーテルを見ていたら、自分の意志とは裏腹に、自然に尿が流れておるではないか。ちょっと感心しながら寝る。

18:00 回復措置完了。尿管カテーテルを抜いてもらう。膀胱内の風船が縮む音か何かわからないが、何とも言えずかわいい音がした瞬間、カテーテルは抜けていた。激しい尿意は収まったが、尿意はあるので、点滴を転がしながら、トイレに行く。尿をすると、尿道に激しい痛みが走る。刺すような、切れるような感じの痛みだ。尿道に傷ついたのかな。のども痛い。人工呼吸器のせいですね。
ただ、患部には全く痛みはなく、信じられないくらい。

19:00 麻酔が切れてきたのか、患部にも痛みが少しずつ出てきた。お茶を飲むが、のどにしみる。ぼっーとした頭で、おなかすいた、今日は夕飯なしか、と思ったら余計におなかがすいてきた。鼻血も出てきたので、鼻ガーゼを当ててもらう。で、出血が鼻の奥に行かないように、パラマウントベッドの頭側を起こして、寝る。

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