ばかおとっつあんのあやしい生活

長期休暇のログ+長期休暇は終わったので、ばかおとっつあんの日常を記録していきます。

アナナス栽培

【用意するもの】

  • アナナスのクラウン
  • 6~7号の植木鉢、成長に合わせ、10号まで用意できれば完璧
  • 赤玉土(硬質でもよい)
  • ピートモス(あれば)
  • 鹿沼土(あれば)
  • 腐葉土(あれば)
  • 液肥、玉肥、その他の肥料
  • 支柱(ちょっと長めの割りばしとかでもOK)
  • 広めで、日当たりのよい部屋
  • 家族や同居人の理解
  • 気合と根気と愛情

【クラウンの処理】

クラウンの付け根の果肉はできるだけ取っておきます。※腐敗の原因になります

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【乾燥】

風通しの良い日陰で1週間ほど乾燥させます。

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【根の出現】

こんな感じで根が出てきます。

1週間後のクラウン

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1週間待たずとも、すでに根が出ているクラウンもあります。この場合は、すぐに植え付けてもOK。

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【植え付け】

アナナスは酸性が好きなようなので、赤玉土8とピートモス、もしくは鹿沼土2くらいの土を作って植え付けます。
※目分量でOK。基本は赤玉土多め。赤玉土だけでも良いです。

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まだ根がしっかり張っておらず、不安定なので、支柱で補助。

 

アナナスは肥料も好きなので、肥料として腐葉土をひとつかみくらい用土に混ぜてもよいかも。玉肥や液肥はしっかり根が張ってからで良いと思います。

【水やり】

 土が乾いたら、鉢の底から水が出てくるくらいしっかり水やりします。

【気温】

霜や低温には弱いので、外気の最低気温が15度を切るようになったら、室内に入れます。ただ、真冬は室内でも15度を下回りますが、アナナスは成長を止めるだけなので枯死することはありません。霜にあてるとアウトのようです。

【肥料】

植え替えの際の元肥腐葉土有機肥料を適当に混ぜます。また、追肥として玉肥を適量よりちょっとだけ少な目に鉢の周りに置きます。葉の色が薄くなってきたら、水やりの際に液肥を適量混ぜた水を与えます。いずれも、ちょっと少な目でOK。やりすぎはNGです。

【植え替え】

1年くらいたって、鉢が小さくなったかなと思ったら、大きめの鉢に植え替えます。アナナスは最低気温が20度くらいになってから成長を始めますし、植え替え作業もしやすいと思います。私の場合は、クラウン植え付けが7号鉢、1年目くらいで9号鉢、2年目くらいで10号鉢に植え替えます。

また、アナナスは植木鉢の内縁に沿って、根を張り巡らせるので、つぼ型の植木鉢は植え替え時に抜き取りにくく、作業に手間取ります。なので、普通の逆テーパー型の鉢が良いです。

【収穫】

Webによると、果実が少し黄色くなったら収穫可能とのことですが、私は完熟させます。果実がほとんど黄色くなって、周りに甘い香りを振りまき始めたころに収穫します。うっかり放置しすぎて、蜜が垂れてきて、アリやその他の昆虫が集まってきたら、すぐに収穫します。

完熟した果実は、酸味はほとんどなく、どちらかといえば缶詰のパインのようで、こめかみがうずうずするような、濃厚な甘さとなります。また、果肉からあふれ出る濃厚な香りは、その場にしばらく留まります。

  • クラウン植え付けの場合は、ほぼ3年で収穫できます。
    ※4回の収穫実績から、名古屋では間違いなく3年かかります。
  • 脇芽をそのままの状態で育成した場合は、2年で収穫できました。
    ※2018年9月の脇芽からの果実を2020年9月に収穫しただけなので、まだなんとも言えません。
    ※根の成長状態が収穫までの期間に影響を与えるのではないかと仮説を立てています。
     ・クラウンを植え付け(根は少しある状態)→3年で収穫
     ・脇芽をそのままの状態で育成(根はしっかり張っている状態)→2年で収穫
     ・脇芽を剥ぎ取り植え付け(根は全くない状態)→3年経過で花芽出ず

【室内で育成する際の注意事項】

アナナスの葉は、先が鋭くとがっており、棘があるので、眼球や臀部を突かないように注意が必要です。小さなお子様がいるときは十分注意してください。また、フィリピン産のアナナスは2年目くらいから、直径1.0~1.5mくらいに葉を広げるので、特に注意が必要です。

また、葉の形状はU字になっており、内側には埃がたまりやすいので、簡易モップなどでふき取ってやると清潔な状態を保つことができます。